アメリカンオッズの読み方
アメリカンオッズは、主にアメリカで使用されるベットオッズの形式で、プラス(+)またはマイナス(−)の符号を用いて表示されます。
この形式は、選択肢にベットした際の利益またはリスクを直感的に把握できる仕組みが特徴です。
この形式は、アメリカ国内で非常に普及しており、利益とリスクを分かりやすく示すため、初心者にも親しみやすいと言われています。ただし、最初は符号の意味や計算方法に慣れる必要があります。
アメリカンオッズは、利益を計算する際に非常にシンプルなルールを採用しています。プラスオッズの場合、100ドルのベットに対する利益を表しています。
たとえば、+300の場合、100ドルをベットすれば300ドルの利益、つまり合計で400ドルの払い戻しを得ることができます。
一方、マイナスオッズは、100ドルの利益を得るために必要なベット額を示しています。−150の場合、150ドルをベットして100ドルの利益を得る、合計で250ドルの払い戻しとなります。
この仕組みを正しく理解するためには、次の計算式を覚えておくと便利です。プラスオッズの場合、利益は「ベット額 ×(オッズ ÷ 100)」で求められます。
マイナスオッズの場合、必要なベット額は「利益額 ×(オッズの絶対値 ÷ 100)」で計算します。
この計算方法に慣れると、利益予測やリスク判断が迅速に行えるようになります。
アメリカンオッズは、世界的に広く使用されるデシマルオッズ(小数形式)に変換することも可能です。この変換を行うことで、異なるオッズ形式を採用しているブックメーカー同士の比較が容易になります。
また、デシマルオッズは利益だけでなく、元本を含む払い戻し額全体を表しているため、直感的に理解しやすいです。
変換方法は以下の通りです。プラスオッズの場合、デシマルオッズは「(アメリカンオッズ ÷ 100)+ 1」で計算できます。たとえば、+150をデシマルオッズに変換する場合、「(150 ÷ 100)+ 1 = 2.5」となります。
一方、マイナスオッズの場合、デシマルオッズは「1 +(100 ÷ アメリカンオッズの絶対値)」で求められます。-200をデシマルオッズに変換する場合、「1 +(100 ÷ 200)= 1.5」となります。
このように、アメリカンオッズのままでも使用できますが、デシマルオッズへの変換方法を理解しておくことで、国際的なブックメーカー市場でも柔軟に対応できるようになります。